2017 / 09
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妻と飛んだ特攻兵

「妻と飛んだ特攻兵」 豊田正義 角川文庫 421ページ

停戦後、しかも妻を乗せた特攻。

旧満州国に赴任した谷藤徹夫少尉と妻朝子の実話。

敗戦が決まり武装解除しソ連に武器の引き渡しが命令されていた時期。

しかしソ連兵の鬼畜にも劣る(といっては鬼畜に失礼、それ以下)強姦、暴行、略奪、殺戮行為は収まらない。
「葛根廟事件」(知らなかった。避難する1,300人ほどの民間人、その殆どが婦女子。その一群に遭遇したソ連戦車隊はまとめ役の浅野参事官が白旗を掲げているにもかかわらず射殺。あとは逃げ惑う同胞をお遊びのようにキャタピラで轢き殺した。)

その惨劇を偵察飛行で見てしまった隊員が「神州不滅特別攻撃隊」を結成する。
このままでは、残った人達もあの戦車隊がやってくれば無抵抗でも同じ目に遭う。
ならば戦車隊に特攻して少しでも民間人が逃げられる時間を稼ぐ。

敗戦後の攻撃は命令違反。
11名の隊員は極秘に計画を進める。

残った11機の飛行機をソ連に引き渡すべく飛び立った一隊は別れを告げるように翼を振り、違う方向(戦車隊)へ舵を切る。
許嫁が自決するのを見届けてきた隊員、妻を乗せた隊員。

読む前から泣きそうだった。

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鈴木 豊

Author:鈴木 豊
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