2017 / 08
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私は中学・高校と荻窪にある日大二中・二高に通っておりました。
二高はブラスバンドが超高校級で東京大会常勝・全国大会常連校でした。
顧問は音楽の佐竹先生。
私も授業で3年間お世話になりました。
四方山話が面白く楽しみな授業でした。

ブラスバンドが全国大会に出るのは、野球部が甲子園に出る事と同じ価値なのに、当たり前すぎて職員会議で報告しても拍手はあるけど、野球部が甲子園に出る(在学中に二度出場)時の熱狂ぶりとは雲泥の差だとか、指揮者は背中で気配を感じ取るもう一つの眼があるとか.....

そんな話をされているある時、さっと切り上げてピアノの前に座り
「どうもこのクラスはイカン!」。
何事かと思ったら授業が進まないクラスに二通りあって、集中力が無く注意ばっかりしているクラスとノリが良く、ちゃんと話を聞くクラス。
後者はつい話しがあちこちに飛び、結果、授業の進みが遅くなる。
幸い私たちは後者のクラスでした。

その四方山話の中で、ブラスバンドが高校生なりにジャズを演奏している件に触れ私たちを見回し「まっ、モダン・ジャズの良さなんて、まだ君たちには判らんかもしれないけど」と話された事を鮮明に憶えています。

佐竹先生は私たちが非公認の「ギター愛好会」で活動してる(10名弱、顧問同様のサポートをして下さったのは体育の土肥先生でした)のを知り学園祭などで発表の場を提供して下さりワンポイント・レッスンでアドバイスも頂きました。

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時は流れ、卒業後四半世紀も経った頃、何かのきっかけで二高の話をすると、ある門下の娘さんが二高のブラスバンドで活動している事が判りました。
いや〜、世の中狭い。
佐竹先生の懐かしいお名前も出てきました。

その門下の方が佐竹先生を私のリサイタルに招待して下さいました。
チラシを見た先生は「おぼえてないな〜」と仰ったそうです。

当日会場でステージに出てきた私を見て『あ〜あの子か!』。

終演後のロビーで佐竹先生と数十年振りに再会。
「チラシの写真じゃ判らなかったけど、ステージで目を見たらすぐ判ったよ」と仰って下さいました。

それからまた四半世紀。
「佐竹先生! 半世紀経って私もやっと『モダン・ジャズの良さ』が少しだけ判るようになりました」

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鈴木 豊

Author:鈴木 豊
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