2017 / 09
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拙著「ギター小品マスター第二集」(現代ギター社)のコラムに既に書いた事ですが、義父がギターのSP盤を所蔵しておりました。
亡くなった後、偶然に見つけ出し当然!私のものに(←イイのか?)。

でも再生出来るプレヤーが身近に無く、ただ持っているというだけ。

そんな話をお弟子さんとしていたら、なんとご主人が手回し式の1920年代のプレヤーをお持ちとの事。

   
これが、その手回し式プレーヤー(クリックで大きくなります)。

ご好意で、教室まで持って来て下さいました。
針は、なんと サボテンのトゲ!

一度聴いたら研がねばなりません。
一度聴いたら手回しネジを巻かねばなりません。

このレトロ感、アナログ感が何とも言えず素晴らしい!

盤の状態もよく解らず、ワクワクする気持ちで針を落とすのを見つめる!

   th_CIMG1215.jpg
       廻った! 聴こえた!

まず、歴史的な大河原義衛の「花束の組曲」から4曲、自演。

本当に、驚きました。

大感動です!

1920年代後半か1930年代前半の録音と思われますが、音色が素晴らしい。
弦はスティール?ガット?
優しい音色、しっかりしたテクニック。
この時代ですから、一発録り。
それでこの安定感、素晴らしさは、ただ者ではありません。

このプレーヤは電気的な処理が全く無く、振動を雲母板で受けそれを管の中を通して外に出す。いってみれば、これ自体が生楽器です。
臨場感のある、暖かい音です。

ご主人の言われるのには、SP盤の状態が「お宝的に素晴らしい」。
出回っているものは、さんざん聴かれた後のものが多くノイズも多いそうです。

次に、殆どある事も知られていないと思われるマッカフェリのSP盤。
「フェステ・ラリアーネ」と多分、自作の2曲。
もう一枚は、よく話には聞いたセゴヴィアの「魔笛」と「ガヴォット」。

「ガヴォット」だけ盤面に傷みが見られましたが、他は素晴らしい状態だそうです。

ついに音を聴く事が出来、感激!

なんといっても、いまから80年!も前に、この日本に大河原義衛の様な感性とテクニックとを併せ持ったギタリストが存在した事が嬉しくてたまりません。

大切にします。

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鈴木 豊

Author:鈴木 豊
ギターの傍らでの、よしなしごと...

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