2017 / 04
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   四国遍路

「四国遍路」  辰濃 和男  248ページ 岩波新書

四国八十八ヶ所の札所巡り。
いわゆる「歩き遍路」としての巡礼体験。

『詩情あふれる書に出会えた!』

書かれたのは12年ほど前。
札所を巡る折々の風景や出会った人たちとの交流が暖かく描かれる。

三十六番を巡る折り
「天上から散ってくる山桜が夢のようだ」
文章がページから浮き上がってくる様な感銘を受ける。
あたかも目の前に景色が見えるようだ。

お遍路さんに食べ物や飲み物、現金までも施す「お接待」という風習。
いたる処で受けた「お接待」に初めは戸惑う筆者も「ありがたく頂戴する」と変わっていく。

四国八十八ヶ所の歩き遍路を今年された方(千葉ギターアンサンブル団員)の話を偶然聞く機会がありました。
この手を合わせたくなる「お接待」の風習はちゃんと残っているそうです。
ただお年寄りの方が多かったのが気がかりだそうです。

「巡礼は『生きている死者』として歩き始める。」
「白衣に杖、という死装束を身につけることに象徴的な意味がある。」


行き倒れた時、杖はそのまま墓標となる。

帰るところも無く、ただただ歩き遍路を続けている人の話や、とてつもなく重い懺悔の気持ちを抱えた人などの話が語られる。
八十八ヶ所が近づいてくるのが惜しい気持ちを覚えながら読んでいた。


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鈴木 豊

Author:鈴木 豊
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