2017 / 11
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昨日はサークルの練習日で新座まで。
痛風は改善の兆しとはいえ、相当腫れている。
靴を履くのに一苦労。
ゆっくり、ゆっくり歩く。

よりによって、昨日は暑気払い。

グビッ! と飲りたいところを皆さんにお詫びをして、今日はおとなしくウーロン茶。

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それでは『モールス』独断と偏見のレビュー ~その4~

鑑賞する上で、欧米では当たり前のことらしいがヴァンパイアの予備知識がないとわからない所がある。

★生き血が必要。死んだ体からの血は毒になる。
★初めて入る所は相手が招いてくれなければ入れない。
★太陽光が苦手。あたっていると灰になる。
★噛まれた人はヴァンパイアになる。
                etc.



~以下にはネタバレが含まれますが核心は明かしません~

また『モールス』のみに見られる監督の思入れと感じられた台詞等は青で示します。

湖に野外遠足に出かけたオゥエンは、いじめっ子達に凍った湖に落とされかかる。
反撃に出たオゥエンは、相手に大怪我をさせる。

意気揚々とアビーに報告するオゥエン。
アビーは微笑み、優しくキスしてくれる。

調子こいたオゥエンは秘密基地にアビーを誘う。
「ここで何するつもりなの?」と微笑むアビーに「目を閉じてて」とオゥエン。
ナイフを取り出し自分の指を傷つける。
(相手の血と混ぜ合わせる『血の誓約』という風習らしい)

したたり落ちる血。

「さあ、誓約をしよう」
血を見たアビーは後ずさりする。
それを怖がっているんだと思ったオゥエンは
「ちょっと切るだけ... 痛くないよ... 」

と、アビーに変化が。
突っ伏して、その血を舐め始める。
何が起こったか戸惑うオゥエンに、顔を上げたアビーはヴァンパイアになっている(怖い!)

「失せろ!」とアビ-とも思えない恐ろしい声で叫び、飛び出して行ってしまう。

飢えたヴァンパイアと化したアビーは女性を襲う。
しかし後から来た男性に目撃されてしまう。
目撃者は、刑事に裸足の小さな女の子だったと告げる。

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アビーの秘密を知ってしまったオゥエン。

アビーの部屋を訪ねる。
ドアを開けるアビーの表情は例えようもない寂しさ、哀しさをたたえる。

「きみは、ヴァンパイアなの?」
「.....血が必要なの ..... 生きる為に... 」
「何歳なの? ..... 本当は 」
「12歳よ ...... でも、ずっと昔から永いこと12歳なの..... 」
ラジオが聞こえる。
「お父さんは?」
「..... お父さんじゃないの.... 」

机の上には様々なパズル。
寂しそうに「パズルが好きなの」とアビー。
友達もなく、12歳なのに他に遊びがないのだ。

セピア色に変色した写真を見つける。
そこには、今と全く変わらないアビーと父親とおぼしき少年が写っている。

全てを感じたオゥエンは「帰る!」とドアに向かう。
アビーが通路をふさぐ。
(一瞬、またアビーが変身するのかと思った。しかし、やっと友達になれたオゥエンを失いたくなかったからだ → 脚本)

「家に帰るよ。 ..... きみは僕に何をしようとしたのさ?」

通路を空けるアビー。
出て行くオゥエンに、打ちひしがれて(heartbroken)「あなたに、『友達にはなれない』って言ったはず.... 」 とささやくアビー

勢い良く閉まるドア  .... 寂しそうにうなだれるアビー ....

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弁護士と離婚の話し合いのため母が遅くなるので一人で食事をしているオゥエンのところにアビーが訪ねて来る。
ドアを開けると「...Hey.」とアビー。

このカットは、とてつもなく美しい。
自分の本当の秘密を理解して欲しいという切なさが伝わって来る。

迎えるオゥエンの「...Hey.」は冷たい。
入れる様にドアを開けるが無言。

「招いてくれないと.... ここはあなたの家よ」とアビー。

「そうしないと、どうなるんだい? 何故入れないんだい? 通路には何も無いよ!」

今日は冷ややかだ。

意を決して入るアビー。

少し経つとアビーが震え出す。
そして、目から耳から体のあちこちから血がにじみ出て来る。
流れ落ちるほど凄まじくなる。

驚いたオゥエンは「ダメ! 待って! 入っていいよ」とアビーに飛びつく。

血だらけのアビーを抱きしめる。

何が起こったの?」
「わからない。 .... 今初めてわかったの。」

「もし、僕が何も言わなかったら .... 死んじゃったの?」


「...あなたは、そんなことしないわ... 」

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シャワーで血を流すアビー。

アビーの汚れた服をゴミ袋に片付けるオゥエンだが、一つだけ名残惜しそうに左手に持っている (何だか分からないが)

バスタオルを巻いて出てきたアビーとレコードを聴いているオゥエンとは顔を見合わせ微笑みあう。

12歳の二人が本当に微笑ましい。

「ママのお古着ていいよ」

着替えに入った部屋を覗き見するオゥエン。
(異性の体に興味を持ち始めるお年頃とかと思ったら、ものすごい伏線があった)

ワンピースを着てアビーが出て来る.... と、そこへママが帰って来る。

パニクった二人はオゥエンの部屋に駆け込み、アビーは窓から飛び出す。
ビックリしたオゥエンは窓の下をのぞいて探す ...と、アビーの笑い声が。

アビーはもう自分の部屋の窓から顔を出し微笑んでいる。
そう、ヴァンパイアは飛べるのだ。
二人で今日の武勇伝を思ってか、お互い微笑みあう。

寂しさ、切なさが漂う中で、このエピソードは本当に二人が可愛くホッコリする。

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 超長くなってしまった『モールス』オタクの見解。
                   ~ その5へ ~

映画『モールス』公式サイト


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鈴木 豊

Author:鈴木 豊
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