2017 / 07
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広島に原爆が投下された日、8月6日が近づいて来ました。

30年以上前に原爆詩人・峠三吉の詩の朗読に合わせた「8月6日~10台のギターとチェロ、グランカッサのために」(宗像和・曲)を演奏した事があります。
峠三吉の詩は原爆投下を強く糾弾し、胸が締め付けられます。

映画『黒い雨』は、その原爆投下により悲惨な不条理な仕打ちを受けながらも静かに耐える主人公・矢須子が印象的です。
(予告編や事前のレビュー・解説等に含まれる筋は「ネタバレ」に含まれないと考えます)


1989年 今村昌平監督 田中好子、北村和夫、原ひさ子 他

観たのは20年以上も前。
凄惨な被爆直後の市内や傷ついた人々の描写が重くのしかかって来ます。

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黒い雨を浴びた矢須子は次第に原爆症の症状が現れる。
若い女の子の髪が抜けていく....

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悠一にトラックへ運ばれる矢須子。
精神を病んだ悠一.....

2時間あまりの上映時間、椅子に張り付けられるような気持ちで観ていました。

「エッ!終わりなの?... もう2時間も経ったの?」

重く悲痛な、『原爆が投下』された事によりもたらされた事実。

20数年前に観た映画ですが、強烈な印象が残っています。

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精神を病んだ悠一.....
人が精神を病む・狂うとはどういう事なのか.....

あの状況下で『狂った方が正常』なのか、『狂わなかった方が異常』なのか.....?

「私たちは何故狂わずにいられるのか」(春日武彦)
「ロマンチックな狂気は存在するか」(春日武彦)
「診療室に来た赤ずきん」(大平 健)
「心の処方箋」(河合隼雄)
etc...

読んでみても、もちろん私などに分りません。

通っているジムの前に閉鎖病棟のある大きな病院があります。

窓に灯りの付いた鉄格子の閉鎖病棟を見ると「あの鉄格子の内と外の違いは何によってもたらされたのか」という思いがよぎります。

そして頭に浮かぶのが『黒い雨』の精神を病んだ悠一です。



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鈴木 豊

Author:鈴木 豊
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